恩知らず
と言われるのがコワイわたしを
ご紹介します
ひとからなにかしてもらったら
お返しすること
と、人付き合いに律儀な母の口癖でした
わたしが育った家庭は
経済的には火の車だったのに
母は多数の親戚付き合い、近所付き合いを
とても大事にしていました
相当無理をしていたと思います
それくらい
母にとっては
とても大事なコトだったようです
半ば強迫観念に近いように
苦心しているような姿を時々思い出します
この仕事を始めるまで
長年務めていた職場には
とても愛着がありました
いまも時々
建物や敷地の木々や、皆さんとの
他愛無い日々の会話や笑顔
行事など様々を思い出します
そんな職場を
自分から去ってしまったことを
どこかで責め続けていたことに
約1年たって気づきました
どの方にも
本当によくしていただいたのに
急に辞めてしまうなんて
わたしはなんて”恩知らず”なのだろうって
去った時期が
え？半年以上前からわかっていたの？
っていうぐらい
リモートワークが始まる時期と
ぴったり合っていて
自分でも鳥肌モノでした
最終勤務日後は、
自由に職場に顔を出すことさえ
ままならない状態になったのです
結局、直接ご挨拶も十分できないまま
長年お世話になったところを
去りました
きっと決意を固めたわたしが
速やかに次へ進めるように
応援の采配だったのだと
今では感謝しています
これでいいのだ。
このように
恩知らずと言われるのがコワイわたし、
は時々顔を出します
親切にしてもらったのに
助けてもらったのに
養ってもらってるのに
学費を出してもらったのに
お世話になったのに
この裏には
恩を返せない自分
不義理な自分
不甲斐ない自分
を責める気持ち・罪悪感が潜んでいます
この恩知らず！って言われそう
・・・いったい誰に？
これが出てきたら
実際に言われるかどうか
試してみることです
以前、ふと思い立って
前職場の方々に
お元気ですか？と
メールをしてみたことがあります
だれも恩知らずだなんて
おっしゃらなかった
腹いせに不愛想に対応されたり
いじわるされたり
無視されることもなかった
それどころか
とても喜んでくれた。。。
それぞれ近況を教えてくださったり
皆さん、とても優しかった。。。
相手が
親だろうが
友達だろうが
同僚だろうが
きっと同じだと思います
自分の意思で
また、何かの事情で
次の道を選んだひとに
恩知らず！というひとは
いない
もしおられたら
そのひとはきっと
自己犠牲が素晴らしいと
信じているひとかもしれません
母は高齢になるにつれ
ありがとう、ありがとうと
受取り、笑顔を見せてくれます
ひょっとしたら
あの時
母がしていたのは
ひたすら先に与える行為
だったのかもしれません
あの厳しい状況を最終的には
乗り越えたのですから。。
シンジラレナイ
恩知らずと言われることを
恐れなくていい
感謝の気持ちを持っていればいい
こわくても自分に素直に行動すると
きっとそのように
周囲の状況が整っていく
幸せに生きると決める
自分の幸せに責任を持つ
いつかどなたかに
その恩を手渡すチャンスはくる
Thank you for reading my blog.
Sofie KT.
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