日々残業をこなし
見えないところで精いっぱい上司をサポートして仕事に没頭していました。
自分の存在価値というものを小さく見積もり
なんとかお役に立とうと必死で仕事をしていたあのころ。。
ある日、子どもが高い熱をだして
小学校から迎えに来てほしいと連絡が入りました。
勤務中、、上司は大切な会議中でもあったのですが、やむを得ず、同僚に伝言メモを渡してもらえるようにお願いし、急いで車を走らせました。
翌日も、PTAのある役を務めることになっていて、それまで2回連続で代わってもらっていたわたしは、子どもの体調不良もあり、明日は仕事を休ませてほしいと、上司と同僚に、家からお詫びと連絡のメールを出しました。
すると、
日頃温和な上司から、辛辣なひとことが返ってきました
急に帰宅して翌日も休むなど、
”責任感の欠如” ”勤務怠慢”
といった内容のことが書かれていました。
それまで、通常業務にかぶせて様々なイベントでの事務局業務が重なって、年休もろくに取れない残業続きで、家庭を後回しにしつづけてきたわたしは、なにか緊張の糸がぷつっと切れてしまったのでした。
メールのCCで事態を把握した同僚たちが、わたしの代わりに懸命に弁護してくれたのは大変有難く、上司も、状況も把握せず言い過ぎたと謝ってくださったのですが、、
それ以降、わたしは考えを改め、自分の守備範囲を超える仕事はきっぱりとお断りするようになりました。そして、その時抱えていた大イベントをやり遂げた後、退職することにしました。
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辛辣なひとことに、
落ち込んでいたわたしをみて
子どもが、
わたしは泣いてしまいました。
そうじゃない、あなたのおかげで目が覚めたんだよ。ママこそ、ごめんね。
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ほら、わたしはいつもこんなに頑張っているのだから、このくらい大目にみてくれたっていいでしょう?
こんな傲慢な気持ちがあったことにも気づかされました。
わかってくれてあたりまえ
信頼関係があるはず
けれど、やっぱりコトバと行動でしっかりと伝えていかなければ、通じないんだと、痛感した次第です。コミュニケーション能力はある方だと思っていたけれど、それは、「要求を察する能力」が高いだけで、自己表現能力ではなかったのです。自分を相当追い詰めていました。
自分の守備範囲を超えて手を出すこと
これをやりだすとチームの調和は乱れます
”あのひとは好きでやっている”の法則で、
だれもそのひとを止めたりしない。
けれど、見えないところから、調和は崩れていくのです。
それも自然なエネルギーの流れです。
偏ったところからは流れ出す仕組み。
とはいえ、わたしは仕事が好き♡なので
多少残業時間が伸びても気にしないし
それよりも、自分が決めたところまでやり遂げるほうがやっていて何倍も楽しく、達成感もありました。
きっと、裁量制の仕事が向いているのでしょうね。
今の自由なお仕事スタイルはわたしにとても向いています。
そんなこと言ったって
無理して残業しないと仕事が回らないじゃないの!とおっしゃる向きも多いかと思います。ですが、自分の守備範囲を見定めることも仕事のうちだと思います。下期に入る前に、一度、自分はどんな働き方をしたいのか、見直してみるのはいかがでしょうか。
退職後しばらくして、元上司と仲直りの機会が持て、職場の皆さんとも再会できたことは本当に幸せでした。あのとき、上司の辛辣なひとことがなかったら、ほかにどんなところにしわ寄せがいったろうと考えると。。。感謝しかありません。
きっと、上司に言わせたんだなぁ。。←誰がw
その節は、学ばせていただき、助けてもらってありがとうございました、とお伝えしたい気持ちです。
悪びれない勇気
素直に自分を表現する勇気を
いつも持っていたいと思います。
それは、
自分を信頼する=相手を信頼する
こと。
Thank you for reading my blog.
Sofie KT.
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