ひとには、キャスティング力が備わっています。
育ってくる中で置かれた環境を、再現する能力があるのです。
自分というものからみた外の世界
父親、母親、祖父母、兄弟、などの関係と
似たような関係を
クラスメートや、部活、バイト先、就職先などの人間関係の中で再構築するのです。
あるいは、その馴染みのある関係性は
過去生からの再現という場合が多々あります。
誰かといてしっくりくる、初対面から不思議と馴染めるというとき、
そのひとを、家族の中の誰かに見立てている
あるいは過去生での関係性といった場合が非常に多くあります。
あんなひとを、わたしがキャスティングするはずないじゃないの!とお𠮟りを受けそうですが。。無意識にやっているので、気づくはずもありません。
常に、口うるさい人をひとりあなたの側において、お母さんの代わりにしていたり。とても気難しい男性を側に置いて、お父さんのように見立てていたり。優しいお姉ちゃん役を置いて、この方といると落ち着くなぁなんて、思ったり。
このように、自分が育ってきた景色、置かれた景色を再現して確かめようとする力があるのです。
嫌だなぁ。。と思っていた経験でも、これがわたしの標準なんだ、変えられないんだと信じていると、社会に出てからも同じような人間関係を構築します。それが自分に一番しっくりくるのです。
人間には様々な面がありますが、”わたし”が見せている面とぴったり合う面を、周りのひとも見せてくれます。
先に、周りのひとの役割を変えることはできないけれど、自分のキャスティングを変えることは可能です。
あなたがいつも叱られる子どもの役をしているのなら、その役はもう降りてみてください。
わたしはもう自分のことは自分で決められる。もう立派な大人になったんだ。わたしの周りには、わたしに共感してくれる優しい人が必要。。あなたの意識が変わるとき、そんなあなたに必要な配役、キャスティングが出来上がります。
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