パートナーシップ

パートナーシップのことを少しお話ししようと思います。少し長くなりますが、お付き合いください。

パートナーシップと聞いて、何が思い浮かぶでしょうか？わたしは実は、ビジネスパートナーというイメージが一番にきます。資金や役務をシェアし合い相互に貢献する、、みたいな。色気なさすぎ（笑）いや、実際そういう意味もあるのですよ。

独身時代、理想の結婚像は、互いが精神的にも経済的にも自立した上で互いを支え合うもの。そうすれば、いつまでも新鮮な気持ちで愛し合っていられると信じていました。

専業主婦だった母から、父の悪口ばかりを聞いて育ったわたしは、そんなに気に入らないのに、母はなぜ離婚しないのか？？全く疑問でした。母の不幸（にみえた）の原因は、経済的に自立していないという弱点があるからだと、冷めた目で眺めていました。

かくいうわたしも、大人になり、結婚し子どもを授かりいつのまにか、“専業主婦”になりました。

結婚後、当時円満退社と呼ばれていた出産退職をして、早々と家庭に収まったのです。友達一同から、“ありえなーい！！”と言われました（笑）仲間内でも結婚願望がなく冷めていて、仕事が好きで、留学もしたいと語っていたわたしが、一番早く家庭に収まったのですから。人生なにが起こるかわかりませんね。あの理想像はどこえやら、です。

結婚して27年になります。

子育て中家にだけ収まっていた間は、お菓子作りや、ビーズアクセサリー作りにのめり込んだり、子供たちの勉強や、習い事に本人たちを差し置いてわたしが一番熱心になったり、特許翻訳の通信教育をこなしたり、水彩画を習ったり、、とにかくエネルギーのやり場に困っていました。没頭して打ち込めるなにかが欲しかったのです。以前のように外でバリバリ働きたかった。自分をごまかし押さえ込んでいたエネルギーは次第に、ママ友付きあいの悩み、夫との関係悪化、同居していた義父母との関係がぎくしゃくする等。。絵に描いたように苦難を味わう方向へと動いていきました。心の内側通りの実現。

専業主婦はやっぱり向いていなかったようです。今なら、あの時のわたしにいろんなアドバイスができるなぁ。。でも人が言う通りにはしなかったろうな。頑固だから(笑)

元々わたしの生来の体質である霊能を、意識することはありませんでしたが、その能力が無意識で、かつマイナスに働くことが多く、情けなくなることも多かった。気づかなければここまで‘苦しまなくていいのにと、あげく自分責めの繰り返し。。

今、パートナーシップってなあに？って改めて考えたとき、それは、自分自身との関係性と答えます。自分自身とのパートナーシップ。恋人でも夫でもない、自分との関係性がパートナーシップです。

一番身近な家族という人間関係の中で、嫌というほど自分と直面してきた結婚生活でした。わたしの場合は、仕事では、物怖じしない性格と努力と力技でなんとかやれてしまう強みがあったので、あえて家庭で学ぶという経験を自ら選んだ(=選ばされた)のだろうな、、と振り返って思います。

自分との関係性を育てるための最適な場が、当時のわたしの場合は家庭であった、ということです。

夫や妻、あるいは恋人との関係で悩んでおられる方は、実は、自分との関係性を見直すための最高のレッスンの場を与えられているのかもしれません。

一番愛しくて、一番甘えられて、一番遠慮なくものが言える、、あの人との関係の中に、素のあなたが浮かび上がるのですから。。相手は鏡。あなたの内面が映し出される鏡。

自分の心に嘘をつかずごまかさず、魂の中心軸にあるとき初めて、大切なひとと深く繋がりだす。。不思議な仕組み。

このことを身をもって体験しました。どんなデキゴトでも、外側に原因を探しているうちは自分がお留守になっている。だから決して大切なひとと深く繋がることはない。これが仕組みです。

現世のデキゴトをクリアしたうえで、それでも解消されないものがあるなら、それは魂の過去生の記憶です。

魂の中心に戻ったとき、自分が共に生きていくべきはこの人ではない、とはっきり気づくひとも中にはおられるでしょうね。そして気付きながらも、今世はこのままいこうというひとも。選択肢は沢山あります。あなたが選んだものが正解です。あなたの魂の成長に必要な学びはどこにいてもちゃんとやってきます。

両親もこれまで半世紀以上を共に過ごし、激しく喧嘩しながらも支え合い、阿吽の呼吸で暮らしています。その姿をみていると、経済的に自立しているかどうかなんて関係なかったのだなぁ、としみじみ思います。両親はそれぞれの魂の課題をやっていただけなんだなぁ、、わたしなんか生まれて来なければよかったなんて、、ひどく責めなくてよかったんだなぁ。ふふふ。

パートナーシップは、魂視点からみたら仕組みはひとつ。自分フィルターをとおしてみている世界は、自分の内側にしか答えはない。だから、自分とのパートナーシップを見直そう。まずは自分との信頼関係を取り戻そう♡ 

今日はパートナーシップのお話でした。

具体的な事例は、おいおいワークショップなどで詳しくお伝えしていけたらと思います。

Thank you for reading my blog.

Sofie KT.