両親の顔をみてきました。
半月くらい間を空けて帰ると、
老いの進み具合にドキッとする。
とはいえ、
そんなことは一言も言わず
元気そうやね！と伝えています。
もちろんです。
いつも今がベストな状態なのですから。
父が足を悪くして
歩行困難になってからは
一緒にでかけることにいつもためらいがありますが、乗り物が好きなので重い腰をあげてくれます。
ただ、食事に誘ってくれるなら
なるべくおおらかに過ごせる気楽なお店
喉を通りやすい食べ物がいい
量はたくさんは食べられません
とのことで、
おうどん、おそば、それから
「王将」というチョイスが増えました(*^^*)
実家から近い地域の店舗は
駐車場がある
平屋建て（階段を上がらなくて済む）
店内が広くて
座席もゆったりして清潔
ということで、
どこいきたい？と聞くと、
久しぶりに王将、と
言われることが増えました。
バス亭から遠いから
自力ではなかなか行きづらい、と。
今日は美味しそうに
塩ベースあっさりスープの
五目そばを食べておられました。
母はチャーハン一択です♡
ときどき、
ニンニクぬきの餃子を1人前だけ
注文することもあります。
その後、お店を変えて
食後の珈琲をば。
でも、珈琲は昼の早い時間帯だけです。
夕方以降は
夜にトイレが近くなるからNGだそうです。
父は耳がかなり遠くなり、
会話は主に筆談です。
父が話したことに対して
スマホアプリで音声を文字化して
返事する形式です。
メモ用紙とペンがあれば
書いて伝えることも多いです。
一方、母は目が悪いので
そんなやりとりを億劫がります。
ですからわたしがいるときだけ
筆談ミックスで会話しています。
両親は、子どもらの前では
なんやかんや意地悪を言いあったり
ときに言い争いになったりすることもありますが、（これが通常運転w）
普段の二人だけのときは
コトバ抜きの高度な意思疎通をしています。
ツーカーってこういうことを言うのだな
すごい！と、思わされます。
お互いが相手の行動をよく観察していて
次はこうするだろう、というのを
読み切っている(笑)
歩行困難とはいえ、
調子がいい時にはシルバーカーを押して
バスにのって一人で出かけたりする父です。
一人が一番いいそうです。
誰にも気兼ねすることがないからだそうです。
ああしてあげようか
ああしなさい
こうしなさいetc.
いちいち余計な気を回され心配されたり
待たせて迷惑かけることに引け目を感じ、
「もう、しんどい」そうです。
目的地に向かってゆっくり歩き、
休みたいときに休みたいだけ
シルバーカーに座って休む。
足の痛みがおさまったらまた歩く、
という自分のペースに集中したいそうです。
痛みが増すと固まってしまい
もう一歩も足が前に出ないそうです。
だから、横断歩道を渡る前には
ちゃんと十分休みたいのだそうです。
でも、そばについている母は
そのペースに合わせると、
かえって疲れてしまいます。
そのせいでケンカも増えて
疲れ果てて家にたどり着く、
ということを何度も繰り返しています。
もう二度と一緒にいかない！と
怒って電話口で訴える母の愚痴を
だまって聞き続けることがあります。
離れて住む家族としては、
どうやって手を差し伸べたらいいんだろうと
いろいろ悩んでしまったり、悲しくなったり
一緒に暮らしていないことを
つい責めそうになります。
でもそんな時こそ、
両親を大事に思っている自分を
とても好きでいなければなりません。
その状態のまま、
2人の目の前にいようと決めています。
両親はできるだけ長く
ひと様の手を借りずに
2人で自立して暮らしていたいだろうなぁと
思います。
それができなくなる日は近くとも。。
”正しい”解決策はなくて
必要に応じて、その都度考えて
そのときの両親にとってのベストに添うよう
家族みんなでサポートする。
それ以外にないのだなと思います。
半世紀以上
ぶつかってはケンカする二人だけど
その心の機微は
あの二人にしかわかりません。
夕方、わたしの帰り際に、
父が、母に「今晩なに？」
と聞いていました。
母は「めざし」とわざとぶっきらぼうに
答えていました(￣▽￣)♡ﾓｰﾎﾝﾄﾆ
今日も最後まで読んでくださり
ありがとうございました。
Thank you for reading my blog.
SofieKT.
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